白華(エフロレッセンス)を補修する基礎知識
白華(エフロレッセンス)とは
コンクリートに白い粉状の結晶が付着する現象をエフロレッセンスと呼びます。
これは、コンクリート中の水分が蒸発する際に、水中に溶けていた鉱物成分が表面に結晶化して現れるためです。
また、ひび割れなどの開口した箇所からの鍾乳石の様に白く結晶化しているものも同様です。
ひび割れ部から大量に流れ出ている事が要因となります。
白華(エフロレッセンス)の原因とは
エフロレッセンスの主な原因は、コンクリート中のアルカリ酸化物と炭酸ガスの反応です。
具体的には、コンクリート中のカルシウム水酸化物(Ca(OH)2)が炭酸ガス(CO2)と反応して、カルシウム炭酸塩(CaCO3)に変化します。
この反応式は以下の通りです。
Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O
この反応は、水中に溶けているカルシウム水酸化物が炭酸ガスによって溶解度が低下し、
結晶化して白い粉状の物質となるため、コンクリート表面に付着します。
白華(エフロレッセンス)補修の注意点
エフロレッセンスを除去する方法としては、水洗いや酸洗い、研磨などがありますが、
方法によってはコンクリート表面の損傷や色落ちなどの問題が発生することがあるため、適切な方法を選択する必要があります。
基本的にはコンクリートはアルカリ性であり、酸洗いは中性化速度を急速に高めてしまい、
大切なコンクリート表層の肌面を痛めます。
分かりやすく例えると、赤ちゃんの柔肌と老人の肌ほどの差です。
エフロレッセンス(白華)除去は、反応が解らないまま補修をおこなうと、
逆にコンクリートの寿命が短くなる事もあるので、白華(エフロレッセンス)補修は細心の注意が必要です。
コンクリート白華除去の事は、東海技巧株式会社へご相談ください。
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